1.健康保険での鍼灸治療について
名古屋市天白区の鍼灸院、大根治療院です。
今回は健康保険を利用した鍼灸治療についてお話させていただきます。
当院では、自費診療のみを行っているのですが、「保険は使えますか?」というお問い合わせをよくいただきます。
近年、保険利用可と書かれた鍼灸院や整骨院をよく見かけます。
患者様としては、保険が使えた方が安く済むというメリットがあると思いますが
実際のところ保険治療と自費治療、どこが違うのか詳しくお話させていただきたいと思います。
2.鍼灸治療で保険を適用させる条件
病院に行くと、皆さん必ずといって良いほど「健康保険」を利用していると思います。
しかしながら、鍼灸院でのはりきゅう治療の場合、すべての患者様がこの健康保険の制度を利用できるわけではありません。
下記の1、2 の両方の要件を満たす場合にのみ、健康保険の給付の対象となります。
①対象となる傷病であること
- 神経痛
- リウマチ
- 五十肩
- 頸湾症候群
- 腰痛症
- 頚椎捻挫後遺症
②医師がはり・きゅうの施術について同意していること
筋麻痺・関節拘縮等の症状が認められ、その制限されている関節の可動域の拡大と筋力増強を促し、
症状の改善を目的として、あん摩・マッサージの施術が必要と医師が同意している場合に限ります。
したがって、疲労回復や慰安目的などのマッサージは健康保険の対象となりません。
(全国健康保険協会HPより)
〈医療費の一部負担割合について〉
75歳以上の者は、1割(現役並みの所得者は3割)
70歳から74歳までの者は、2割(現役並みの所得者は3割)
70歳未満の者は3割。6歳(義務教育就学前)未満の者は2割
参考資料:医療費一部負担(自己負担)割合について|厚生労働省
3.鍼灸治療で保険を利用する メリット・デメリット
メリットについて
保険適用ということで、安価で治療ができます。
例:初めての方・鍼のみ・3割負担
初診料(1,770円)+一術(1,550円)=合計3,320円
→3割の自己負担金 996円
デメリットについて
①以下の場合、保険が適用されない
- 上述した6つの症状に該当しない
-
上述した症状を他の医療機関で治療中
-
整骨院等で並行して治療を受けた場合
- リフレッシュ目的の鍼灸(ストレス緩和、自律神経を整えるなど)
- 症状を予防する目的の鍼灸
- 外傷の治療
- 同月内で同じ箇所を複数の鍼灸院で治療した場合は保険適用外になる
②施術の時間が10分程度、施術の範囲が局所のみという決まりがあります。
そのため、思うように効果が上がらなかったり、何度も足を運んでいただく可能性が高くなります。
4.自費診療で鍼灸治療を受けるメリット
①充実した全身的な総合治療を受けることができる
保険適用の場合ですと局所的治療・10分程度の施術時間ですが、当院の場合は全身的な総合治療で、30分~60分たっぷりと時間をかけて丁寧に治療させていただきます。
そのため、通っていただく回数が減り、結果的に早く症状が改善し、通院が完了します。
②病名がつく前の傷病に対しても治療が可能である
病院や保険適用のはりきゅうでは、病名がついてようやく治療を開始できます。
しかし、自費診療の場合は「なんとなく調子が悪い」「原因が分からないと言われ病名がつかなかった」という症状に対しても、鍼灸治療を受けて改善することが可能です。
③保険適用の対象疾患以外の症状も改善できる
当院の鍼灸治療は、神経痛やリウマチといった痛みに対する治療だけでなく、自律神経失調症やメンタル疾患・婦人科系疾患・アトピーやアレルギー疾患など幅広い症状に対応しております。
複数の疾患でお悩みの方につきましても、全身的な鍼灸治療を行っておりますので、すべての症状の同時改善が期待できます。
【 当院で対応可能な疾患 】
5.充実した鍼灸治療なら、名古屋市天白区の大根治療院へ
当院では、患者様の脈を診ることにより「証(あかし)」という病の根本原因を導きだします。
証に応じた本治法(ほんちほう)という病を根本改善する鍼を施すため
他の鍼灸術では得られない、高い治療効果により不定愁訴や難病などあらゆる疾患に対応できます。
これが当院の「脈診流経絡治療」(みゃくしんりゅうけいらくちりょう)です。
あなたの症状の原因を見つけ出し、一緒にお辛い症状を根本改善しましょう。
≪ POINT ≫
✔自然治癒力を最大限に引き出し体質やお辛い症状を根本改善
✔自律神経失調症・更年期障害・婦人科疾患に強い
✔痛くない鍼なので初めての方も安心
コメントをお書きください