経絡治療の基本「本治法」とは?
名古屋市天白区で「痛くない鍼で体質を改善をする鍼灸院」をしております、大根(おおね)治療院と申します。
前回は、本物の経絡治療の見分け方について紹介させていただきました。
今回は、その経絡治療について詳しくお話させていただきたいと思います。
経絡治療では、脈を診て診断し、診断に基づいて手足の特定のツボに鍼を施して患者さんの脈が整ったのを確認します。これを鍼灸用語で本治法(ほんちほう)と言います。
治療者から、「〇〇さん、脈が整いましたよ!」
と言われても、患者さんには意味がわからない話です。
そのときにはお腹も緩んで柔らかくなっているので、治療前後でお腹の硬さ(緊張度)を確認してみると、本当に脈が整ったかどうかがわかる、というのが前回のお話でした。
「鍼灸院でそのようにやってみたけれど、お腹はそれほど緩んではいなかったが、治療後はだんだんと体が楽になりました」という方もみえると思います。
その場合は、患者さん個々の症状に応じて対処をする治療が功を奏したのです。
これを標治法(ひょうちほう)と言います。
一般の鍼灸治療では、実はこの標治法のみ行っているのです。
症状が楽になるのであれば、患者さんにとってはそれがどんな治療法だろうがかまわないと思います。
根本治療の「根本」とは?
では、経絡治療の本治法は何のために行うのでしょうか?
正直なところ、経絡治療を行う鍼灸師の間でもその共通理解が存在しているかは疑問です。
本治法は、読んで字のごとく “根本を治す方法” ですから、根本調整です。根本とは何か?となりますが、ここが意見の分かれるところです。
結論から言いますと、根本とは、“正気と邪気の調整”にあります。それは、邪気を取り除いて正気を回復させるか、正気を補って邪気を排除するかです。いずれにしても、邪気を取り除かなければ、本当の回復・治癒は導くことはできません。それこそが本治法を行う意義なのです。
本治法のあと、邪気が取り除けたか確認する方法
患者さんから、「邪気が取り除けたかどうかは、どうやって判断できるのですか?」
とよく聞かれることがあります。
熟練した鍼灸師は患者さま脈を診ることによって判断できますが、患者さんはご自身で確認することができません。そこで、「O-リングテスト」を行います。
胸の真ん中に左手を当て、右手でO-リングテストを行い、邪気がきちんと取れていれば指にはしっかりと力が入ります。簡単な方法なので、気になる方はぜひお試しください。
本物の経絡治療なら、名古屋市天白区の鍼灸院 大根治療院へ
当院では、「脈を診てから治療する」「体質を根本から見極め改善する」オーダーメイドの鍼灸治療を行っています。患者様が100人いらっしゃれば、その治療法は100通りあるといえます。
また、一般的な鍼灸院と違い「痛くないハリ」を使用していますので初めて鍼灸治療を受けられる方でも安心してお越しいただけます。
患者様の体質やお辛い症状に合わせた適切な治療で、その症状を根本改善しませんか。
ご予約はお電話・LINE・ホームページから承っております。⇒詳細はこちら
コメントをお書きください