安産に効くお灸とは?
名古屋市天白区で「痛くない鍼で体質を改善をする鍼灸院」をしております、大根(おおね)治療院と申します。
今回も元気な赤ちゃんを出産するための手助けとなる「安産灸」についてお話ししたいと思います。
前回のブログはこちら⇒《妊娠から出産まで》元気な赤ちゃんを産むための安産灸①
安産灸は数千年以上前から行われてきた妊婦さんに優しい日本の伝統医学で、お産を楽にしたり、赤ちゃんが元気に産まれたり、良い母乳を出やすくして、産後の肥立ちを良くする(体調を整える)治療法です。
安産灸を活用して、母子ともに健康な出産を迎えましょう。
東洋医学的なつわりの原因
妊娠そのものは先天腎臓の気(生まれながらに腎臓に持っている目に見えないエネルギー。「先天の気」は、生まれた段階でほぼ総量が決まっており、自然の成り行きとして、年齢を経るごとに減少していきます。生活習慣の乱れやストレスでもすり減ってしまいます)によって支えられていますが、出産までのその十か月間は、各月ごとに担当する経絡(気血水が循環する経路)が違います。専門的になってしまいますが、簡単に以下に紹介します。
一か月目は足の肝経、二ヶ月目は足の胆経、三ヶ月目は手の心包経、四か月目は三焦経、五ヶ月目は足の脾経、六か月目は足の胃経、七か月目は手の肺経、八か月目は手の大腸経、九か月目は足の腎経、臨月は足の膀胱経という具合で担当が変わります。
これを五行(古代中国の説で、五つの元素。人間の生活に必要な五つの材料。また、宇宙・人生のすべてを説明する原理)にすると、ちょうど一か月目と二ヶ月目は木、三か月目と四ヶ月目は火、五ヶ月目と六ヶ月目は土、七ヶ月目と八ヶ月目は金、九ヶ月目と臨月は水で、木→火→土→金→水の順序になっていることがわかります。
ですから、妊娠初期の四か月目までは、五行から見れば子宮は木の気と火の気です。木は昇発する、火は炎上する性質により気は上昇して胃を突き上げるのです。それが、つわりとなって現れるというメカニズムです。
つわりのひどい人というのは、この木と火の上に突き上げる気が強すぎるか、胃の弱い人、もしくはその両方をもっている人ということになります。
つわりに効果的なツボ
つわりの対処法としては木の気、「つまり肝の高ぶりを沈め、胃のはたらきを高めることになります。
肝の気を静めるには、足の親指の爪の生えぎわの真ん中にお灸をするのがよいです。
ここはちょうど、陰白と大敦との真ん中にツボを取ります。
そして、胃のはたらきを高め、つわりを解消するには、裏内庭(うらないてい)にお灸をするのが効果的です。
裏内庭は、足の第2番目の指(足の人差し指)を折り曲げて、その指の裏面が足の裏で指の付け根あたりに付くところ、もしくは付くところに取ります。
もしお灸が難しいようなら、指で指圧するのも十分効果的です。
また、肝の気がたかぶって首筋が緊張していますので、もみほぐしてもらえるとより効果的です。
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また、一般的な鍼灸院と違い「痛くないハリ」を使用していますので初めて鍼灸治療を受けられる方でも安心してお越しいただけます。
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