鍼灸治療について · 2021/11/18

原因不明の症状に対しての鍼灸治療で期待できる効果（名古屋市天白区の鍼灸院‐大根治療院）

4000年に渡る鍼灸医療の歴史

こんにちは。

名古屋市天白区の鍼灸院、大根治療院です。

今回は原因不明の症状に対して、鍼灸治療で期待できる効果についてお話したいと思います。

中国で発祥した鍼灸医療の歴史は4000年以上にも上り、6世紀後半に日本に伝えられたと言われています。現代医学では鍼灸治療は大きく東洋と西洋の2種類に分類されていて、施術を行う地域によって治療方法が異なります。
日本も同様に、本場の中国とは違った形で治療技術が確立されるようになっていき、時代の移り変わりの中で主流となりつつあるのが経絡治療です。

日本人に適した治療法「経絡治療」

経絡治療とは、日本人ならではのデリケートな体質と風土に合わせて考えられた、日本伝統のはりきゅう治療）東洋医学）のことです。
経絡治療では、人間の体内には生命活動に必要なエネルギーが循環する経絡が12あると考えられています。
経絡治療では視診や問診などの望聞問切（ぼうぶんもんせつ。医者の重要な四つの診察法。「望」は目で察すること。「聞」は耳でよく聴くこと。「問」は言葉で患者に問いただすこと。「切」は指でさすって診みること）という独自の診察で脈を調べて状態を見極めた上で最適な治療方針を決めるのが基本です。

その後望聞問切で確立した治療方針に基づいて、全身を駆け巡る気（人間が生きていく上で必要な目に見えないエネルギー）の流れを整えるために経絡の上にある”ツボ”に鍼を刺します。
鍼によって整えられた気の流れの効果によって、人間が持つ自然治癒力や生命力が強化され、結果として症状の改善に繋がります。
このように、鍼灸治療は投薬や外科手術を用いる一般的な医術とは異なり、人間が本来持っている自然治癒力を高めることが目的になります。

鍼灸治療によって期待できる効果とは？

鍼灸治療に対して、肩凝りや腰痛などの運動器系の痛みの軽減に利用する物というイメージを抱いている人は少なくありません。
しかし、実際はこうした症状や、思い当たる原因がハッキリと分からない場合にも活用することができます。

中でも当院の行う日本ならではの経絡治療が得意としているのが、食欲不振や、倦怠感、メンタルの辛い症状といった原因不明の症状です。
こうした症状は日常生活における心労によるストレスなどが原因のことも多く、休養に加えて体の内側の部分からケア・定期的なメンテナンスをしていく必要があります。

鍼によって気の流れを良くして自然治癒力を高めることで、リラックス効果による症状の改善が期待できるのです。
鍼灸治療は、健康の促進や病気の予防にも効果的と言われています。体調に問題がない人でも定期的に鍼灸治療を受けておけば、病気に対する免疫力が上げることが可能です。
万が一体調不良に見舞われてしまった時でも免疫力の向上で軽い症状で抑えることができます。