1.脈診流経絡治療の特徴と効果
鍼灸治療には、さまざまな流派がありますが、気・血の流れを重視する、東洋医学的な考えをもとにしているのが経絡治療(けいらくちりょう)です。
身体の中には経絡ラインというものがあり、一見関係のないところに痛みが走ることがあります。
例えば、肩こりは手や足首を診ます。経絡のつながりを見つけ出して、客観的に治療をしていくのが特徴です。
そして、身体全体のバランスを整えていき、体力を向上させ、病気にかかりにくい体質に改善します。
気や血の通り道を経絡と言いますが、その流れが悪くならないように、2000以上もある全身のツボを鍼灸治療で刺激します。鍼灸を施すことで血管が拡張し、血行促進作用が高まります。
これにより、痛みの原因となる物質が体外に排出されます。このことは、肩こりや腰痛に対して大きな効果が期待できます。
また、1979年にWHO(世界保健機関)が発表した、鍼灸治療の適応疾患43疾患の中にも肩こり・腰痛が含まれており、治療法の有効性は高まっています。
2.鍼灸はWHOからも認められた世界的治療法
鍼灸治療は、身体の痛みを脳に伝える経路を遮断したり、自然治癒力や免疫力を高めたりする効果があります。
日本や中国などの東洋だけでなく、WHOからも認められた世界的な治療法です。気の流れ、血の流れが良くなり、身体全体が整ってきます。
身体的痛みの緩和だけではなく、精神的安定にもつながるでしょう。迷うことなく、一度試してみる価値がある治療法です。
はり治療は、怖い、痛い、と思っている方が多いのではないでしょうか。
鍼は患者様に合わせて、いろいろな種類を使い分けます。
当院では基本的には刺さない鍼を使いますが、刺す鍼もあります。注射針よりも細い鍼で、皮膚に対するダメージが少なく、全て使い捨てなので衛生的です。
また、お灸は大きな火力を使用しないので、ほんのり温かみを感じる程度です。
肩こりや腰痛の原因はさまざまですが、長期間放っておくと血行が悪くなって、心筋梗塞や脳梗塞など重篤な病気につながる可能性もあります。
たかが、肩こり・腰痛などと軽視せず、早めの治療を心掛けることが重要です。
3.当院と他院のちがい
ひと口に「はりきゅう」と言っても、その治療方法や治療の流派は治療院によって異なります。
ご自身の体調・体質に合った適切な治療院を選ぶことが症状改善への近道となります。
【一般的な鍼灸院】
・痛みのある場所の筋肉に直接ハリを施す
・対処療法なので、時間とともに症状が再発する可能性が高い
【大根治療院の場合】
・施術前に脈診(みゃくしん)を行う(脈を診ることで心身の状態を見極める)
・脈診で見極めたツボに痛くないハリを施術
・当院の脈診流経絡治療(みゃくしんりゅうけいらくちりょう)は体質そのものを改善するので根本的に症状が改善
・腰痛などの痛みに対する治療だけでなく、自律神経失調症やメンタル疾患、婦人科系疾患、更年期障害などの内科系疾患にも適応
4.お身体のトータルケアなら大根治療院へ
最近では医師から、「鍼治療を試してみたら?」と、言われて来院される患者さんもいらっしゃいます。
病院に通うことによる薬物療法も、急性期には必要な治療だと思います。
そのため、薬物療法と東洋医学である漢方や鍼灸治療を併用しながら、一日も早い症状の改善のお役に立てれば幸いです。
当院の行う「脈診流経絡治療」(みゃくしんりゅうけいらくちりょう)は、筋肉系の痛みに対する治療だけでなく、自律神経や内臓系の疾患・精神疾患・不妊症など幅広い疾患に適応しています。
一般的な鍼灸院と違い、対症療法ではなく根本改善をしていきます。 ※根本改善には週1・数か月の定期的な通院が必要です |